こういうので良いんだよを求めて〜その1〜

  • 2019.03.04 Monday
  • 17:45

先人たちの努力のおかげで我々現代人は、勤勉に働いていればほとんどの場合飢えることなく生きていくことができるようになりました。それどころか、先人たちでさえきっと想像できなかったような豊かさを享受することができるようになりました。

 

「お腹いっぱい食べたい」という豊かさは「美味しいものを食べたい」という豊かさを生み、「美味しいものを食べたい」という豊かさは「人とは違うちょっと変わったものを食べたい」という豊かさを生みました。ほんの20年〜30年ほど前では和食屋さん、洋食屋さん、中華料理屋さんといったジャンル分けができましたが、それぞれがさらに分岐して、今や街に出れば、和・洋・中といった大雑把なジャンル分けでは済まされません。私の好きな”ゆるゆるローカル”インドカレーやペルー料理、シュラスコといったような、世界各地の料理が楽しめます。また聞いたことのないような食材や調理法等も増えてきました。

 

それだけではありません。例えば私の故郷の福岡ではラーメンは500円以下の食べ物でしたが、同じく福岡出身のラーメン屋さんが展開する東京のラーメン屋さんでは5,000円(のコース)です。誰がそんな未来を想像できたでしょうか。

 

つまり選ぶことができる横の幅(種類)と縦の幅(金額)がとても広がっているのです。

 

「九州の食いしんBOY」改め「八王子の食いしんBOY」こと私、割と色々な食事を楽しませていただいているのですが、最近この縦横共に高校野球地方大会レベルに広がったストライクゾーンを変化球で狙った料理に飽きてきたのです。まさに先人の想像できなかった未来。先人の耳に入ったら石斧をぶん投げられるレベルの発言で大変恐縮なのですが。

 

内外や高低のコーナーギリギリを変化球でかすめるように狙う食べ物ではなく、ど真ん中ストレートで勝負してくる食べ物が実は最強なのではないだろうかと、こう思うようになってきたのです。つまりお店に入って、メニュー表見て、価格見て、そして食べてみて「そうそう、こういうので良いんだよ!」とつぶやいてしまうような、そんな食事を探し求めるようになってきました。

 

そんな気持ちが意識にある為か、先週私はなんと三回もハンバーグを食べるという挑戦をしました。

 

一回目はアパホテル新宿御苑前のハンバーグランチをデミグラスソースで。しかもアパ社長カレー付き。サラダバー付き。どうですか。ど真ん中のストレートでしょう?

 

二回目は銀座ライオンのハンバーグ&エビフライ!もちろんデミグラスソースを選択します。ハンバーグはもちろん、エビフライもちゃんと海老が美味しい。

 

三回目はTHE SAKURA DINING TOKYOのチーズインハンバーグ。もちろんデミ(略。ここはお店の天井が高く、とても良い空間。なのにリーズナブルファミレス(和洋中がある)という王道で勝負するスタイル。

 

 

三軒ともまさに「こういうので良いんだよ!(誉め言葉)」でした。

 

しかし考えてみると、例えば新規事業を立ち上げるとなった場合に、つい「誰もやっていないこと」を「誰もやっていない方法で」というようなことを考えがちです。先行する強者との戦いを避けるための一つの方法には違いありませんが、強者が同じことをやりだせば途端に負けです。そして客はそれを求めていると思っているのは商売人側だけであるということも少なくありません。

 

逆にど真ん中のストレートでも当たり前のことを当たり前の場所で当たり前にやれば、もちろん客はそれを求めているので「王道」として受け入れられやすい。だから王道は王道として長年栄えているのでしょう。…と飲食店を長年経営する友人が言っていました。コンサルタントとかではなく、実業家が言うのだから説得力があります。

 

それはさておき、これに味をしめて八王子の喰いしんBOYはしばらく「こういうので良いんだよ!」を探す旅になりそうです。

 

JUGEMテーマ:ぶらり旅

コンラッド東京28階のトゥエンティエイトでコンラッドベアとフリーフローした話

  • 2019.02.11 Monday
  • 15:25

あっという間に上流階級になってしまった友人。有名な経営者として、億を軽く超える資産を築き、メディアを通しても度々みかけます。そんな彼は、どんな価格のものであってもお金を出すときはプライスとバリューのバランスを見ているようです。

 

例えば、国内の移動で飛行機に乗る場合、彼の席はエコノミークラスです。しかし国際線ではファーストクラスに座っています。「ままごとみたいな食事はいらん」と、ひたすら寝るという過ごし方。

 

国内線の食事が美味しくて、楽しみで仕方ない私レベルとは違うのです。

 

また車も普段は、軽自動車でウロウロしていますが、自宅ガレージには超高級車が並んでいて、ここぞという時には見たこともないような超高級車で登場します。

 

彼が昔から好きなもの。それは、食べ放題とか飲み放題とか詰め放題とかそういう類。しかしプライスとバリューのバランスが全てですから、3,000円だから行く、9,000円だから行かないというようなお店の選び方はしません。仮に価格は3,000円でも、3,000円以上の価値がない〇〇放題は全く許してくれませんし、逆に9,000円でもそれ以上のバリューが得られるのならば喜んで財布を開き、見たことのないカードを出して払っています。

 

「3,000円の飲み放題に3回行けるじゃないか!」などと思っている私レベルとは違うのです。

 

そして最近彼の中で流行っているのが、ホテルのバー等での飲み放題、いわゆる「フリーフロー」というスタイルです。

 

「できるだけ良い環境で、質の良いお酒を、たくさん飲みたい、できれば低価格で」

 

このニーズを満たすものとしてプライス<バリューと判断したのがフリーフロースタイルというわけです。

 

色々なホテルのフリーフローを体験して回っていて「一回行ってみろよ」とオススメしてくれていたのですが、「大衆居酒屋の飲み放題に何回もいける金額」に勇気が出ず、なかなか挑戦できずにいました。

 

そんな姿を見るに見かねて(?)、別の友人がコンラッド東京の28階にあるバー&ラウンジ「トゥエンティエイト」のフリーフロープランに連れて行ってくれました。

 

晴天であれば、東京ベイエリアのかなり素敵な景色を眺めながらお酒を楽しむことができるようですが、当日は雪。しかしそれもまた風情があって良いものです。

 

ゆったりとした空間に、座り心地の良い椅子。生演奏のBGM。私の知っている飲み放題のお店とは違うのです。法被や鉢巻、ピアスに茶髪のお兄ちゃんお姉ちゃんのスタッフはいません。正装のものすごく感じの良いスタッフたちがサーブしてくれます。

 

またテーブルでは、コンラッドベアが「よう、飲みに来たのかい?(標準語)」と、九州男児の挑戦を出迎えてくれます。九州男児とはいっても、福岡は酒に強いわけではないけどね…

 

 

おつまみは「世界各地のアミューズブーシェ」。そもそも「アミューズブーシェ」という言葉を使ったのが人生初です。

 

 

肝心のお酒は…、どれもこれも美味しい。うーん、参った。ちゃんとシェイク(ステア)して一杯ずつ作ってくれているのが分かります。そんな素晴らしい、上品な雰囲気の場所にも関わらず、とりあえず「全部のドリンク制覇や〜」等とやってしまうところが、本当に私は庶民だなと思うのです。

 

ということで、とてもとても素敵な体験ができました。

 

まさに、プライス<バリュー。しばらくフリーフローにハマりそうです。

 

JUGEMテーマ:ぶらり旅

Chatimeのタピオカドリンクに並んだ話

  • 2019.02.04 Monday
  • 12:24

街にあふれるインドカレーのお店巡りをするのが趣味の私ですが、好きでよく行くインドカレーのインド人オーナーが機を見るに敏のようで、サイドメニューでタピオカドリンクを販売しだしたのです。しかも「北海道産のタピオカ」が売りという。

それ以来、色々なお店のタピオカドリンクを巡っています。

 

地元の友人とそんな話をしていたら、東南アジアで大人気のChatimeというお店が日本にも出店して、大勢が行列を作っているとのことだったので早速行ってみました。都内だと、銀座、新大久保、立川にあるようです。もちろん我が八王子市からは立川の店舗に行くのが近いです。しかし立川はららぽーと立川立飛のテナントとして入っており、長い行列を作っているのを横目で何度も見てきました。それはきっと立川だからと。たぶん。おそらく。

 

しかし銀座ならどうでしょう。立川よりもたくさんのお店があり、タピオカドリンクのお店もいくつもあるでしょうから、ある程度人気は分散するのではと思うのです。ということで日曜の昼下がり、銀座店にトライです。

 

ええ…並んでいますとも。10坪くらいのわりと狭めのお店から、行列客がはみ出してお店のドアが閉まらなくなっています。

20分ほど並んで、私はパッションフルーツジャスミンティーのレギュラーを注文、パール(タピオカ)を入れてもらい、甘さ30%のオーダー。まあ美味しいのですがね。レギュラーサイズで結構たくさん入っているので、わりとお腹いっぱいになります。

 

メニュー表を眺めていて、また他の客の注文を聞きながら思ったのですが、客単価はかなり高めなのではないでしょうか。そして原価率はかなり低いように思えます。面白いビジネスです。しかし接客の質は高くなく、客層も若い…かなり若い女性がほとんどなのでブームにのったビジネスの可能性が高いと感じます。昔のナタデココやメロンパン等の一過性ビジネスのように、機を見てセルアウトでのEXITが必須なのでしょうか。

 

JUGEMテーマ:ぶらり旅

「九州男児は酒が強い」は本当なのか

  • 2019.01.29 Tuesday
  • 16:37

先週末から今週頭にかけて、北九州に出張しておりました。北九州を飛び出して東京でも店舗をいくつかの事業を展開するようになった地元の友人と、これまた同世代で地元で頑張っている友人の経営する飲食店でお酒を酌み交わしながら「東京はどうよ」という話になりました。

 

 

私が東京に住むようになって一番大切にしているのは「郷に入っては郷に従え。ただし自らのアイデンティティを見失うな」という信念です。

 

もともと東京にお住まいの方にとって九州というのは、遠く離れた異文化の国であることが多いようで、TV番組「出没!アド街ック天国」で見かける変わった風習がある遠いところ、インターネット掲示板「5ちゃんねる」で見るような恐ろしい事件が起こる遠いところ…というイメージが強く、「あれってどうなの?」「これってどうなの?」という興味の対象として見ていただけることが多いものです。

 

これは大変ありがたいこと

 

また、博多弁、九州弁での会話にトライしていただけることも多く、九州からやってきた博多弁・北九州弁でお話する人間であるキャラを可愛がっていただけてとても嬉しいです。

 

さてそんな中、とてもよく言われるのが「九州男児は酒に強い」という伝説です。

 

郷に入っては郷に従う人間である私、飲み会の誘いはほぼ参加させていただくのですが、100%の確率でその話で飲み会がスタートします。

 

その話になる度「それは都市伝説で、実際はそんなことないと思いますよ〜」と言っていました。

 

私としては本当にそんなことないと思っていたのですが、東京男児たちには、それが「(ここは『九州男児は別に酒に強くない』と言っておいて、東京男児たちにガンガン飲ませたろ)」という謙遜に聞こえるらしく、必ず、必ず、「いやいや〜、またまた〜(苦笑)」という流れになるのです。

 

しかしよくよく考えてみると、酒が飲めるようになってからの20年間、ほぼ九州男児としか飲んだことがありません。当たり前に飲んでいるお酒の質と量が、一体全国レベルで見た時にどの程度のものなのかなんて考えたこともありませんでした。そもそも「九州男児が酒に強い」なんて枠組みでモノを考えたことはなく「おまえ酒強いけんね」「いやいや俺よりもおまえのほうが酒が強いばい」というような内々での話でしかなかったわけです。

 

そこでちょっと調べてみました。実際どうなのか。

 

こちらをご覧ください。

アルコール消費量 [ 2016年第一位 東京都 ]https://todo-ran.com/t/kiji/14569
アルコール消費量 [ 2016年第一位 東京都 ]

 

成人一人当たりのアルコール消費量は、なんと・・・鹿児島、宮崎、沖縄を押さえて「東京都」が第1位ではないですか!!

 

一体どの口が「九州男児は酒が強い」などと言っているのでしょうか。

 

ちなみに我が故郷「福岡」は島根と長野に挟まれた18位。なんという平凡な結果なのでしょうか。

 

逆に、ちょっと悲しくなってきました。

 

私の先輩の中には「三日三晩飲み続けたばい」とかいう豪の者もおりますし、世間から「先生」といわれる職業の方と飲むときは一人当たりワインボトルを2本ずつ空けますし、肉体労働系の公務員や職人をしている義弟たちと飲むときは、気が付いたら焼酎や日本酒の空き瓶が枕になってぶっ倒れていることもあります。ここまで事例は全員福岡生まれ福岡育ち。

 

ところが、所詮18位程度…

 

では誰が1位なのかというと「九州男児は酒が強いんだもんね(標準語)」などと言っている、彼ら東京男児たちなのです。

 

ということで、今度の東京男児との飲み会では、この事実を引っ提げ「適量を楽しく嗜む」ことにしましょう。

 

 

JUGEMテーマ:ぶらり旅

東京MEAT酒場で「日本一おいしいミートソース」を食べた話

  • 2019.01.21 Monday
  • 12:10

「日本一〇〇」と言う言葉が好きです。

 

使い古された言葉ではありますが、どんな世界でも、その世界で一番というのは相応の努力が求められるもので、そこを目標にした積み重ねの日々が必ずあるからです。それが「日本」という国で一番であるというのは、これは大したものです。

 

考えてみると、小学校一年生の時の文集に、当時の担任の中嶋先生から「しゅう一ろう君。何でも一ばんとファイトまんまん。してから反省することもときどき」と人物評価されたものが残っている私。昔からの筋金入りの一番好きです。

 

そんな私がいつも気になっていたのが、イタリアン居酒屋の東京MEAT酒場の看板に書かれている「日本一おいしいミートソース」という文字です。

自分の会社やお店をもつ人間ならば、自分の商品やサービスが一番と思うのは当然ですが、わが国では和がとても大切であるので、謙遜を込めて「日本で二番目においしい〇〇」というような看板は見たことがあります。しかしここは堂々と「日本一」を謳っているではありませんか。この自信。嫌いではありません。しかしその実力たるや一体いかほどのものか、と思うのが人情というもの。そこで、東京都新宿区にある新宿御苑店ののれんをくぐることにしました。

 

注文はもちろん「ミートソース」。出てきたのは、ミートソースの見当たらないパスタ。どうやらバターとチーズを絡めたリングイネ麺の下にミートソースが敷いてあるようです。素直に初めての来店であることを伝え、食べ方のレクチャーを受けます。

 

ハンサム兄さんの教えを受け、最初は、混ぜずに麺だけを少し食べ、麺自体の風味を味わいます。そして少しずつミートソースを絡めながら食べていくと、おお!すごくおいしいです。曰く「ミートソースはフルボデーのワインで煮込んで味が深く…」だそうで、なるほどフルボデー感を感じる味付け。さすがのフルボデーです。居酒屋だと、つい味付けを濃くすることに走りがち(逃げがち)なお店が多い中、ここはそれほど濃い味付けにせずに勝負しているところが、なお好感度高いです。

 

そして博多っ子の私には「替え玉」という言葉の響きはたまらんですばい。替え玉せんとは男やなか。

 

なんとここではパスタの替え玉ができるということで、替え玉と、トマトソースを追加で頼みます。

 

替え玉は麺を二〜三口ほど楽しんだ後、トマトソースを入れてもらってスープパスタに変身させて〆ますと、これもまたおいしいです。

 

なるほど、看板に偽りなし。確かに日本一おいしいミートソースでした。