福岡空港のダイヤモンドプレミアラウンジで匠にマッサージをしてもらった話

  • 2019.01.07 Monday
  • 17:57

子供の頃、銭湯の脱衣所に置いてあったマッサージチェアは、拷問器具でした。

マッサージチェアのマッサージは、とにかくくすぐったくて仕方ありません。

当時のそれは、椅子の背もたれ部分にローラーが二つ付いて、スイッチを入れるとそのローラーが上下するというようなものだったと記憶しています。

疲れやコリとは無縁の子供だった私にとって、鬼ごっこで捕まった奴隷を「10秒耐える」という拷問にかけるための拷問器具でした。

 

時代は巡り、私もすっかり大人になり、疲れやコリといったものが何なのかを身に染みて分かるようになるお年頃です。

 

特に飛行機などで長距離を移動するスケジュールが続くと本当に疲れます。

空港には10分100円だか200円だかのマッサージチェアが置いてありますが、子供の頃の拷問ごっこのイメージもあり、なんとなく敬遠していました。くすぐったがっているのを誰かに見られるのが恥ずかしいという気持ちです。

 

ところがある日、福岡空港のラウンジでフラフラと自分の席を探していたところ、奥の目立たないところに、マッサージコーナーがあり、マッサージチェア「匠」が鎮座しているではありませんか。

これはと思い、注いできたトマトジュースを一気で飲み干してグラスを片付けてから、マッサージコーナーで匠とご対面です。

 

自分が大人になったのと同じく、マッサージチェアも30年の時を経て進化をしているらしく、背もたれのローラーは見えませんし、何やら腕や脚をはめ込むスペースのようなものまであります。

 

さっそく座ってスイッチオン…

 

おお、これは‼

けっこうグイグイきます。くすぐったくはありません。やはり「匠」を名乗っているわけで、くすぐったいと感じさせてはダメなのでしょう。

10分ほど全身を匠にマッサージしてもらい、一回離れて、また見に行ってみると、匠は暇そうだったので、もう一セットお願いする運びとなりました。

 

私が大人になったのか、匠が巧みなのか分かりませんが、もはや拷問などではありません。

施術後は体が軽く感じたので、あの日は飛行機も少し燃費が良かったのではないかと思います。

 

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