よこはま・たそがれ

  • 2019.03.25 Monday
  • 15:38

友人が自分の居住地を「兵庫」ではなく「芦屋」「神戸」であると言い張るのと同じように、横浜居住者は自分の居住地を「神奈川」ではなく「横浜」と言うのです。

 

なんでも横浜は、行政区の括りでは確かに神奈川県に所属していることになっているかもしれないが、S市やK市といった神奈川県内の他の市町村とは全く異なるものなんだとか。気を遣ってか『「神奈川です」と答えると「横浜の?」と聞き返されて面倒だから、最初から「横浜です」っていうんだよ(標準語)』と言っていますが、その心にはプライドが見え隠れします。

 

神奈川県に住んだことがないので、横浜という都市についていまいちピンと来ていませんでしたが、それほどいうなら一体どれほどのものなのかと思い、横浜市への出張ついでに横浜市中心市街地に足を延ばしてみました。

 

物件を幾つか回り、裁判所に寄って、私は早速衝撃を受けることとなりました。

 

なんともおしゃれな裁判所の建物。そして堂々と「横浜地方裁判所」と名乗っているのです。私の知っている「福岡地方裁判所小倉支部」「東京地方裁判所立川支部」のシステムでいくと「神奈川地方裁判所横浜支部」のはずなのですが、そうではありません。ここは「横浜地方」の「裁判所」なのです。これは思っていた以上ではありませんか。心してかからねばなりません。

 

そして道行く人々のオシャレさ。服装、靴、髪型…洗練された人がかなり多い印象を受けます。地方の人が思う東京よりも「東京」のイメージに近いです。

 

さらに念願の赤レンガ倉庫にまで足を延ばしました。

 

元・北九州人の私にとって「赤レンガ」といえば門司なのですが、全国的に有名なのはもちろんこちらの横浜赤レンガ倉庫。横浜赤レンガ倉庫は1号館と2号館の2棟からなります。もともとは国営の保税倉庫として2号館が1911年、1号館が1913年に竣工しました。第一次世界大戦よりも前の話になります。2019年現在、築108年の建物ということになります。

 

日本初の業務用エレベーターや避雷針、消火栓を備えた建物です。

 

個人的にはテレビドラマ「あぶない刑事」のイメージです。

 

そして1989年には倉庫の役割を終えしばらく放置されていたようですが、1992年の再開発に伴って横浜市が国から譲り受け、リノベーションを施して商業施設・イベント施設として復活したという歴史をもちます。

 

 

私自身、不動産に興味をもって色々な場所を巡りますが、全国各地の自治体がここ横浜の街づくりを参考にしていることがよく分かります。

 

またもちろん賑わいのある街ではありますが、交通インフラを含めて、東京の都心部にみられるような不自由なほどの混雑ということもなく、不動産の価格も安定した推移をしていると感じました。坂が多い点を考慮してもなお、かなり住みやすい街であることは間違いありません。

 

 

何より黄昏時の横浜は、とても美しい街でした。

 

横浜の人が「自分は横浜人なんだ」と胸を張る気持ちがよく分かった一日でした。

 

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